ぼくのなつやすみシリーズ
ぼくのなつやすみ | |
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ジャンル | なつやすみアドベンチャー |
開発元 | ミレニアムキッチン |
発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
1作目 | ぼくのなつやすみ (2000年6月22日) |
最新作 | ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密! (2010年6月24日) |
公式サイト | ぼくのなつやすみ 公式ポータルサイト |
ぼくのなつやすみシリーズは、ソニー・コンピュータエンタテインメントから発売されている、夏休みをテーマとしたアドベンチャーゲームのシリーズ。移植(リメイク)作を含めると6作が制作され、シリーズ累計約120万本(2010年時点)の売上を達成した。
概要[編集]
ゲームの目的は基本的に夏休みを楽しむことであり、達成しなければならない目標などは特に無く、昆虫採集や釣り、花火大会に参加する(シリーズによっては目標がある場合がある)など自由な時間を過ごせる。
「ぼくのなつやすみ」は北関東にある自然に囲まれた田舎(群馬県みなかみ町(旧月夜野)という説が有力)、「ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇」は伊豆半島(静岡県富戸)、「ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原」は北海道花丘、「ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」」は瀬戸内海(広島県尾道市)が舞台となっている。なお、時代設定は1~3は1970年代だが、4では1980年代に設定されている。ゲームテーマは同一ながら内容に関連性はほぼ無い。
キャラクターデザインは、ライオン (企業)の薬用石鹸「キレイキレイ」のCMキャラクターで知られる上田三根子がシリーズ全てを担当。
「ぼくのなつやすみ」から「ぼくのなつやすみ3」までは、綾部氏の体験した夏休みが多くの部分で使われている[1][2]。
2016年12月7日に、スマートフォン版[3]の配信が、『ForwardWorks Beginning』[4]でプロジェクト発表された[3]。メインスタッフはいままでとほぼ同じになるようだ[5]。
制作[編集]
企画とシナリオを担当した綾部和は、もともと原始人が主人公の太陽のしっぽのような変わったゲームに興味を持っていたが[6]、仕事で疲れ目を閉じたときに、小学生の夏休みに自然に囲まれた親戚の家でのことを思い出し、友人の石田に「夏休みのゲームが出たら買うか?」と尋ねたところ「買う」と即答されたことで、1997年の夏ごろに企画が動き始めた[6]。1997年末に綾部は当時の会社を辞め、ミレニアムキッチンを設立。その数日前にSCEに「ピザ屋の宅配シミュレーションゲーム」と「ぼくのなつやすみ」を持ち込んだところ、プロデューサーの金子孝弘は、わずか15分のプレゼンで試作を作ることが決定した[6]。なお、「夏休み」をテーマにしたゲームを持ち込んだのは綾部で3人目だったという[6]。「ぼくのなつやすみ」というタイトルは「みんなのゴルフ」から来ている[6]。
その後、スタッフの一人の奥さんの「虫相撲を入れてはどうか」といった意見でシリーズ定番となる虫相撲が作られたほか、プロデューサーの金子から「釣りが見たい」との一言で釣りも作られた[7]。その結果、1999年夏に発売予定だったものが、2000年夏にまで延期された[7]。
『ぼくのなつやすみ3』では、開発途中では女の子が主人公の冬休み[1][2]や、未来の話[1][2]も検討された。
シリーズ一覧[編集]
- ぼくのなつやすみ (PS)
- ぼくのなつやすみ2 海の冒険篇 (PS2)
- ぼくのなつやすみ3 -北国篇- 小さなボクの大草原 (PS3)
- ぼくのなつやすみ4 瀬戸内少年探偵団「ボクと秘密の地図」 (PSP)
書籍[編集]
ぼくのなつやすみ美術館[注 1]
背景画集 草薙3 日本の風景編[注 2]
- 草薙【著】
脚注[編集]
注釈[編集]
- ^ “ぼくのなつやすみ美術館”. 草薙. 2016年10月14日閲覧。
- ^ “背景画集 草薙3 日本の風景編”. 草薙. 2016年8月閲覧。
出典[編集]
- ^ a b c “『ぼくのなつやすみ3』開発当時は女の子が主人公の“ふゆやすみ”の構想が!【闘会議2015】”. 電撃オンライン (KADOKAWA). (2015年1月31日) 2016年10月14日閲覧。
- ^ a b c “『ぼくのなつやすみ』には雪山をそりで滑る冬休みバージョンが存在した!?【闘会議2015】”. ファミ通.com (KADOKAWA DWANGO). (2015年2月1日) 2016年10月14日閲覧。
- ^ a b PlayStationBlogスタッフ (2016年12月7日). “『みんGOL』『アーク ザ ラッド』など名作タイトルをスマホで! フォワードワークスが新作コンテンツを発表!”. PlayStation: 「どこでもいっしょ」「パラッパラッパー」「ぼくのなつやすみ」もスマホへ! 2016年12月11日閲覧。
- ^ “フォワードワークス コンテンツ発表会 “ForwardWorks Beginning” 開催”. ForwardWorks. (2016年12月7日) 2016年12月11日閲覧。
- ^ ayabekazの2016年12月7日17時31分のツイート、2016年12月11日閲覧。
- ^ a b c d e “10周年記念コンテンツ 第1回”. 「ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!」 公式サイト. ソニー・コンピュータエンタテインメント. 2013年8月4日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
- ^ a b “10周年記念コンテンツ 第2回”. 「ぼくのなつやすみポータブル2 ナゾナゾ姉妹と沈没船の秘密!」 公式サイト. ソニー・コンピュータエンタテインメント. 2011年8月12日時点のオリジナル[リンク切れ]よりアーカイブ。2016年10月14日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
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